ルートを設定する

進路選択で悩む社会人にオススメ!ルート設定で進路の迷いを解消

ひーさん
ひーさん
こんにちは☆ 山キャリトレーナーの陽山雄一郎です。
会社に入って2~3年。そろそろ辞めることと続けることを
考える頻度が多くなってきていませんか?
お悩みくん
お悩みくん
ん~・・・。今の職場を続けても、自分の将来が見えない。このままずっと働き続けるのかな・・って思うけど。
お悩みくん
お悩みくん
特にこれといって、やってみたいこともないし・・
少しでも慣れている環境にいれることが心地いい。
ま、いっか!そんな感じで続けることにします!
ひーさん
ひーさん
おお!そうなんですね。
「継続は力なり」とも言いますし、
無駄な経験はありません。
続けることにご自身が納得されているなら全然問題はないと思います!
お悩みくん
お悩みくん
はい!・・。けど・・。なんだか不安です。
今回は、ちょっと結果が出たり褒められたから、
「ま、いっか!」で済んだんですけど・・
なんか・・自分を誤魔化してる感じで・・。
ひーさん
ひーさん
なるほど。どうしたら不安は解消できるかな?
お悩みくん
お悩みくん
ん~・・。
ひーさん
ひーさん
悩むよね。そこが肝なんですよ。
ひーさん
ひーさん
実は「辞めるか続けるか」は単なる選択肢であって
悩みそのものではないんだ。
その不安は将来がみえないことをそのまましにして、
続けることを選んだことにあるかもしれないよ。
お悩みくん
お悩みくん
なるほど。でも実際に自分の将来なんて、分からないよ。
特にやりたいことなんてないし。
ひーさん
ひーさん
うん。それを解消するのが、山登りのルート設定なんだ
お悩みくん
お悩みくん
ルート設定??
ひーさん
ひーさん
詳しくは下をみてほしいんだけど、自分の近い将来を
実際に書き出してみよう。
そうすることで「見えない」将来の不安を
「見える化」して選択肢をつくっていくんだ。
それが今回のテーマだ☆

こんな方にオススメ!

  • 進路の選択肢が少なすぎて悩んでいる社会人の方
  • 進みたい道があるけど失敗したらどうしようと悩んでいる社会人の方
  • 特に目標がないけど、現状は嫌!変えていきたいと思われる社会人の方

進路選択で悩む社会人になぜ山登りのルート設定が
オススメなのか?

山登りの計画にはルート(道順)設定という作業があります。
これはあらかじめ要所や道しるべを抑え、
実際に登る際、目標へのルートの変更や時間配分など様々な判断材料として、
役に立ちます。
また、安全なルートを予め設定しておくことで、
万が一のトラブル用に逃げ道を確保することも大切です。

ではなぜ、この山登りのルート設定が、進路選択に悩める社会人の方にオススメなのでしょうか?

「見える化」で自分の判断が客観的かつ冷静にできる

進路を選択するタイミングは予定されていることもあれば、突然起こる場合もありますが
いずれにしても、岐路に立っていると「思い」が発生します。
思いは時に自分をひと押しするボタンにもなりますが、
「急いで選ばなきゃ」「この先なんか不安だけど・・とりあえず・・」と
ネガティブな状態だと判断を見誤り後悔する可能性があります。

そんな時、岐路を「見える化」をすることで、「思い」だけに流されず、
客観的にどう動くべきか落ち着いて選べるのです。

今まさに岐路という場合はもちろんですが、岐路に差し掛かっていない場合でも、
定期的に確認しておけば、いざという時に正確に、早く選択することができますよ。

自分が選ぶ道に納得感を得られるようになる

選択肢の正解は誰にも分かりません。あなた自身にも。
キャリアは選んだ先でご自身がどう捉え、動くのかで大きく変わります。
変えることができます。
しかし、それでも選んだことに後悔してしまうのはなぜでしょうか。

それは選択する際、「納得感」が自分の中にあったかどうかに左右されると
私は考えます。

先ほどの会話をみると、お悩みさんは「自分を誤魔化してる」と
本当の気持ちを抑えて、続けることを選んだように見受けられます。
納得感を得るためには「あなたの場合」、
どんな状況・条件が必要か整理できることもルート設定で得られる効果になります。

オススメする理由
1 感情だけではない客観的な判断を行うことができるから
2 納得感を得て、進路選択ができるようになるから

自身の進路をルート設定してみよう

では実際にルート設定をしてみましょう。
山登りでは地図情報を見ながら考えたり、書き込むのですが、
今回は進路の地図ですので白紙から始めましょう。
必要なものはA4以上の大きさの白用紙と筆記用具です。
今回はお悩みさんの場合を例えて描いていきたいと思います。

1 大きな選択肢を書き出す。

まずは白紙の下の方にご自身の今、もしくは今後予想される
選択肢を書き出してみましょう。

(例)辞める  続ける

2 各選択肢のメリット・デメリットを書く

次にそれぞれを選んだ場合のメリット・デメリットを可能性も含めて書きま出します。
※メリット・デメリットの捉え方はその人その時によって異なります。
「今の自分にとってどうか?」を意識しながら書き出しましょう。

(例)辞める場合

メリット デメリット
・心機一転できる
・収入が増える見込みがあるかもしれない
・自分の時間を得られやすくなる
・自分のやってみたい仕事ができる
・新しい環境で落ち着くまで結婚が遠のく
・馴染めない環境になるかもしれない
・転職活動期間が短い
・資格や勉強する時間がない

(例)続ける場合

メリット デメリット
・彼女に事情を説明する猶予ができる
・次の岐路まで余裕をもって準備ができる
・今以下の収入になる可能性が低い
・資格の勉強期間がとれる
・無駄な業務に時間をとられる
・サービス残業をしないといけない職場文化
・収入が今後劇的に増える見込みがなさそう
・ダラダラと日々の業務をしてしまいそう

3 デメリットをメリットに変える工夫を検討する

次にそれぞれのデメリットへの解決策やメリットに変える考え方はできないか、
検討してみましょう。
できそうになければ、無理に変える必要はありません。

(例)辞める場合
新しい環境で落ち着くまで結婚が遠のく⇒
彼女に事情を説明し、待ってもらうかサポートしてもらえないか?

(例)続ける場合
無駄な業務に時間をとられる⇒
自分のためになる業務へと捉え方を変えられないか?

自分で変えられることか、環境を変えなければできないことかを見極めよう

4 実現できなかった場合のオプションルートを作成しよう

メリットが揃ったら、「もしこれが実現できなかったら・・」を想定して
どうするかをそれぞれ書いてみましょう。

(例)辞める場合
・やってみたい仕事に就けなかった場合
⇒タイミングが来るまで、しばらく今の仕事を続ける

(例)続ける場合
・資格の勉強期間がとれなかった場合
⇒資格がなくても入れる類似の仕事がないか、探す

実現できなかった場合の対策を立てておくことで、不安を解消し、
本来の道に専念できるようにしておきましょう

5 どちらが今の自分にとってメリットかを検討しよう

最後に今の自分にとってどちらを選ぶのがメリットかを考えてみましょう。
判断基準はその人によって異なりますが、
メリットの数が多い方で選ぶ場合もあれば
表を見た際の素直な気持ちで選ぶ場合もあるのではないでしょうか。

私自身進路の岐路に立った際、この方法を使って選ぶことにしています。
いくらメリットの数が多くても気分が高揚しなければ納得しませんし、
気分が高揚していても、メリットが少なければ冷静に選ぶなど、その時によって
判断基準を変えています。

3 まとめ

いかがでしたでしょうか?
山登りのルート設定の方法を使って進路選択を考えると、
ご自身が納得した上で選ぶことができます。
時には自分ではどうしようもない選択に迫られる場合があります。
しかし、その中でも自分の行動を変えることで開ける道はたくさんあります。
ぜひ、このルート設定の考え方をご活用ください。