やまキャリ!とは

やまキャリ!は
「漠然と働くことに不安を感じる社会人のための正直な進路選び」をコンセプトに、
山登りを通じて、自分の暮らし方が好きになるための
あそび場・学び場・相談できる場を提供します。

このような人にオススメ!

選んだ進路を後悔し、悩んでいる方
就職ありきではない進路相談がしたい方
定期的に自己分析・自己管理の機会がほしい方
就職・転職先で目的や目標を見失いやすい方
目標や目的がなくて動きがとれなくなっている方
将来を考えたとき、「このままでいいのかな」と現状にモヤモヤがある方

こんな失敗ありませんか?

会社への不満が爆発したものの・・
次に何を目指せばいいのか答えが出ないまま辞めて後悔した。
仕事や将来について、自分の気持ちを整理整頓する機会がほしかっただけなのに・・
家族や就労相談施設に行ったら「会社を辞めるか辞めないか」「転職するのかしないのか」だけの話で終わってしまった。

失敗の理由

その1 夢や目標がないと動けないと思っていないですか?

「夢や目標をもつことは大事」。
これに似た言葉は会社の上司や先輩のアドバイス、芸能人や有名なスポーツ選手の発言、
もしくは漫画の主人公のセリフなど、一度はどこかで聞いたことがあるはずです。

夢や大きな目標に向けて進んでいく人の姿や達成した人の発言は
キラキラとしていて素敵です。
しかし、一方で「あの人は夢や目標があって羨ましい・・。
でも自分は心から実現したい夢なんてないよ」と思ってしまうことはありませんか?
そして、「今の暮らしや仕事の現状を変えるために行動したいけど、
夢や目標がないから、何から始めればいいのかわからない。
どう動き出したらいいのか分からない。」と考えるだけで終わってしまうことは
ありませんか?
実は夢や目標がなくてもキャリア形成を積んでいけるタイプの人もいるのです。

山の楽しみ方に「登山」と「トレッキング」があるように、
キャリア形成もこの2つのタイプで分けてみることができるのです。
「登山型」のキャリア形成とは前述のようなひとつの夢や目標を目指して進むという
方法です。
もうひとつは「トレッキング型」のキャリアは明確な目標は思い浮かべてないけど、
会社内の様々な部署を経験したり、転職したりしながら様々な能力・経験を身につけキャリアをつくっていく形です。トレッキングでは様々な景色や動物、植物を眺めながら進んでいきます。そしてトレッキングを続けていると次第に体力や知識・技術が身につくのです。
すると自分の登りたい山が見えてくるかもしれません。
その時があなたのキャリア形成が「登山型」に切り替わる岐路になるのです。
どちらのタイプがよいわるいと考えるのではなく、この2つのタイプを駆使しながら、
自分に合った山道を歩くことが大切なのです。
そして、最も大事なことは、山の中の活動を通して、山自体(働くことや暮らすこと)を
楽しんでいるか、豊かな体験を実感できているかです。※

提案遊ぼう!だから動ける!見つかる!

※ 「働き方の哲学」村山 昇氏 Discover出版


その2 夏休み最後の宿題状態

~キャリア形成は転機が訪れた時だけじゃない~

進学、就職、転職、独立や結婚などなど・・
人が生きていく中で、こうした転機は必ずやってきます。
そして、その度に受験勉強や就職活動、転職活動など、
次のステージに向けてなんらかの準備をされてきたかと思います。
ご自身の過去や現在、未来を見つめ、性質や能力、価値観を分析し、
指針を考え、具体的な行動にうつしていく・・。

これらを

・1~2ヶ月の短期間で
・家事や仕事の忙しい日々の中の合間をぬって
・今の仕事や生活に不満やストレスが溜まりきっている状態で

実行していくことは可能でしょうか?
キャリア形成と進路選びは、2学期直前の夏休みの宿題と似ています。
普段からキャリアについて意識せずに行動していると、
いざ、次のステージが迫ったときに、慌てて選ばざるを得なくなります。

普段から自分の行動や考えのパターンを知り、
変わっていく価値観の変化に気づくことで、
キャリアの岐路に立ったとき、ご自身にとって最も正直な進路の選択が
できるようになるのです。
自分の気持ちに正直になって選ぶ場合と、人の目やプレッシャーで
追い立てられて選ぶ場合とでは、将来への視野が大きく変わります。

提案:学ぼう!だから活かせる!

その3 サポートしてくれる効果的な存在がいない

~「当面目標がないキャリアの悩みや自分の気持ちを誰に相談していますか?~

実は私自身が20代の頃、進路で後悔した最大の理由です。
相談相手がいなかったわけではありません。
家族や友人、会社の先輩や上司、
あるいは就労支援サービスの進路専門の相談員など・・。
それぞれの立場でサポートしてくださったことには感謝しています。
しかし、それが進路の悩み解消のヒントになったかというと、そうではありませんでした。
なぜかというと、相談内容に対して、効果的な発言ができる存在がいなかったからです。
ではなぜ、そのような答えにいたったのか。
それは相談相手の人柄や性格ではなく、相談相手の特性に問題があったからです。
相談相手をグループ化し、それぞれの特性を述べていきます。

・家族
最も身近でありながら、実は相談するには腹を割りにくい存在ではないでしょうか。
全ての家族が一概にとは言えませんし、この関係性がダメだとうことでもありません。
私自身がそうです。あなたが生まれたときから見守ってきたがゆえに、
時には耳の痛くなるような、心をえぐるような言葉もあり、
大なり小なりそうした経験が子どもの頃からあるからこそ、本音を言いづらいのです。
もちろん、子どもや兄弟を想っての発言であることは言うまでもありません。
しかし、そこには良くも悪くも「家族としての責任」での発言が伴います。

・友人
そもそも、そこまで話せる友人がいない・・。という方もいらっしゃるかと思います。
なんでも話せる友人がいた場合は時には励みになり、
時には自分の背中を押す大きなきっかけをつくってくれることもあるでしょう。
しかし、結婚や出産など、お互いのライフステージが変わると、
物理的に相談する機会をもつことが難しくなりがちです。

・会社の先輩や上司
サラリーマンとして仕事を続けていく場合、
将来像として、具体的なロールモデルになりやすい存在ではないでしょうか。
キャリアの大半の時間を占める「仕事」を中心に、頼りがいのある助言をもらえる
場合もあります。一方で、会社の風土や相談相手との関係性によっては、
あなたの価値観や求める答えと大きなズレが生じる場合や、
家族と同様「会社としての責任」がともなった発言もあり、腹を割るということが
難しいこともあります。

・就労支援サービスの相談員
就職や転職をする時まず利用するのが、
ハローワークや人材サービス会社などの就労支援サービスではないでしょうか。
就職活動の仕方を教えてくれたり、企業を紹介してくれるなど、
具体的な活動をする上での相談は専門性・信頼性があります。
一方で、当然ですが就労支援サービスですので就職すること、
定着することがゴールとなります。
転職までは考えていないけれど、将来に対してなんとなく抱える
モヤモヤをスッキリしたいという場合は行きづらさがあるのではないでしょうか。
私は利用者と相談員、両方の立場を経験してきたのですが、
以前、利用者として進路を変えたいけどやりたい仕事がなく、
その事について相談しに行くと、「希望職種が決まってから来てください」と
断られたことがあります。
人によりけりですが、柔軟性のない対応をされる場合もあります。

これらのように、ひとえに「相談する」といっても、
相談内容によっては、時に、相談相手の特性がメリットにもデメリットにもなるのです。
目標や目的がない時に、定期的に、専門性をもった相談相手が身近にいなかったことが

相談する相手を選ぶということも、進路選択同様、大切なことなのです。

提案:打ち明けてみよう、自分の進路のこと。

解決のご提案

「やまキャリ!」だからできること

山キャリ!では自分の気持ちに正直な進路を選び、行動できる力「好動力」を
身につけるために、「遊ぶ・学ぶ・相談する」の3つを大切にしています。

遊ぼう!だから動ける!見つかる!

遊び心をもとう~悩みループからの脱出~

山キャリ!では自分と向き合い、
自分に正直な進路選びができるようになることを大切にしています。
そのためにはまず「遊び心」をもつ、気持ちの余裕を作ることが必要だと私は考えます。
これは社会人だからこそです。
20代~30代にかけては特に、ご自身の今の仕事や暮らしぶりに目を向けたとき、
「この仕事が本当にやりたかったこと?」
「この会社に入ったことは間違いではなかったか?」
「この暮らし方で本当にいいのか?」
など、不安や葛藤に悩み、時には後ろ向きな将来を描いてしまうことが
多いのではないでしょうか。
私は会社員として就労支援のお仕事に携わることがあるのですが、
やはり、こうした悩みをもつ方は多く、考えすぎて結局動けない、
動こうと思ってもご自身の選べる道が少ないと思われる方が多いように感じられます。
特にご自身の将来について真面目に考え、悩まれている方ほど、

「現状に悩む」⇒「解決しようと考え込む」⇒「思いつかずに悩む」⇒
「行動できずに悩む」⇒「現状に悩む」

といった「悩みのループ」におちいりがちです。

例えば、スノーボードでは木々の間を通る時、
木にぶつからないように滑ろうと意識すればするほど、
木の方向に進みぶつかってしまいます。視線が木を追っているからです。
ところが、木々の間の何もない方向に進もうと意識すると、
不思議と木にぶつからずに進めるのです。

遊び心をもつことと悩みのループの脱出も同じです。
まずは遊ぶことで、「悩み」という障がいから意識を反らせることが大事なのです。

幼稚園や小学生の頃、私たちはとにかく「遊んでいた」はずです。
おにごっこをして楽しくなかったらお絵描きを、お絵描きが楽しくなかったら砂場遊びを。目的なんて難しいことは考えずに、とにかく行動して、体験をして、
その時その時の自分だけの楽しみ方を発見し、視野を拡げてきました。

山キャリ!ではこうした「遊び心」をまず持っていただくために、
キャリアに関する最低限の情報を共有した後、
自然に触れ、身体を動かすことで、
まず行動していただき、ご自身の子どもの頃の五感を蘇らせていただく
サービスを用意しています。

身につけよう!だから活かせる!

楽しんだ体験があるから学べる~キャリアの視野を拡げるためのヒント探し~

山キャリでは「自分の気持ちに正直に選ぶこと」を大切にしています。
そのためには普段からご自身を見つめ、考えを整理する習慣や
自分なりのモチベーションのスイッチを知ることなど、自己管理能力が大切です。
また、自己管理能力を高めることはビジネスの基礎力にもつながります。
しかし、先ほど失敗の理由に挙げた、「夏休み最後の宿題状態」になってしまうのは
なぜでしょうか。
それは、学習と行動の順番が逆になっていることで、面倒なことのように思えるからです。
子どもの頃、初めてテレビやスマホゲームに触れたときのことを
思い浮かべてください。
最低限の操作方法は読むかもしれませんが、
いきなり全ての攻略方法やテクニックについて読み込んでからプレイしたでしょうか?
まずはやってみて、その後、説明書や攻略本を読んでまたチャレンジした方が楽しく、
どんどん行動できたはず。
こうした考えをもとに山キャリでは座学からでなく
まずは簡単な山登り体験を楽しんでいただいてから、
後日座学を受けていただけるサービスを用意しています。
それは、トレーナーと参加者が共有した出来事やアクシデントを例え話にすることで、
お互いがイメージしやすく、その人に合ったキャリアに必要な知識やヒントを
伝えることができ、参加者が吸収しやすいと考えているからです。
そして、何より誰かと共に宿題を進める方が早いのです。

打ち明けてみよう、自分の進路のこと。

あなたが進路について悩む時、背中を押す存在がいる
~縦でも横でもない。ななめの関係だから話せる自分の素直な気持ち~

自分の考えや気持ちを誰かに伝えることは簡単そうに思えて簡単ではありません。
言葉の表現が出てこなかったり、言い回しによって誤解が生じたり。
また自分で話しながらも心の中で
「しまった。違う。本当に伝えたいことはそうじゃないんだ・・」
と伝えきれないこと、言葉にしきれないことは多いのではないでしょうか。
社会人としてキャリアを積めば積むほど人間関係は拡がります。
その中で進路に対する助言をしてくれる人たちもいるはずです。
しかし、実際には前述のように、組織としての責任が伴うアドバイスであったり、
物理的な困難さ、ゴールありきの相談が大半で、
純粋にあなたが進路や将来に対する自身の気持ちを定期的に整理し、
確認する場所や存在は少ないのではないでしょうか。

山キャリでは「縦でも横でもない。斜めの関係」であなたのキャリア形成を
サポートしたいと考えています。
親や上司といった上下関係でもなく、
同じ世代として過ごす友人や兄弟のような横の関係でもない。
キャリアコンサルタントとしての実績で得た技術を持ちながらも、
時には家族や会社の立場では言えないことも含めて、客観的に助言し、
あなたが正直な進路を選べるよう、マンツーマンでサポートしていきます。

進路選択そのものに正解、不正解はないと私は考えます。
進んだ先でご自身が楽しんでいるのか、
あるいは楽しむために工夫しているのかが大切だと考えます。
一度きりの人生です。
正解不正解のない選択肢を選ぶなら、
自分の気持ちに正直になって、
納得できる選び方ができるようになりませんか?