プロフィール

「山登りを活用して自発的なキャリア形成力を育てる専門家」
陽山雄一郎
1983年兵庫生まれ。
大阪市在住。

現在は就労支援に関する会社員と複業(パラレルワーク)として、
当サービス「やまキャリ!」を運営。
このページでは自己紹介をかねて、エピソードや山登りとの出会い、
そして「やまキャリ!」への思いをつづっています。

充実感を得られず、自分の軸が持てずにいた20代

私は今でこそ明確な目的と自身にとって正直な方向性をもって働くことができていますが、20代後半までは様々な仕事に就くものの働く目的を見出せず、心から目指したい
目標がないことへのコンプレックスを抱き続けていました。

工夫して仕事を楽しもうとしているのに・・
それなりに評価だってされているのに・・
どんなに仕事に集中し、結果を出しても、楽しくない。

「なんのために働いてるんだろう?」「今の充実していない生活を変えたい。」

そう思い、新しい出会いやきっかけを求めて自己啓発や資格取得のセミナー、
社会人サークルに入っては続かず、また考えてしまうのです。

「やりたいことってなんだろ・・。」
「自分らしく生きているみんなが羨ましい。」
この無限ループを幾度となく繰り返し、悩み続けてきました。

そして、自分が新しく何かを始めようとするたびに、選ぶたびに
「また、間違った進み方をしているんじゃないか」
「また、周りに影響されて動こうとしていないか」といった自信のなさが生じるのでした。

山登りとの出会い

27歳の頃、友人に誘われて登った山での出来事です。
学生時代にハイキングを数える程度の経験しかなかった私にとっては、
少しハードルの高い冬の低山に挑戦しました。
雪もなく、道さえ間違わなければ特に危険なことはなかったのですが、
途中、天候がガラッと変わり、単調な景色が小一時間で真っ白な景色に変わったのです。
その時、その美しい景色にワクワクしたのと同時に、
緊張感と不安が湧き上がったことは今でも覚えています。
そして、「周りの状況も自分の気持ちも変わったのにどう行動すれば良いか分からない」
状態に陥りました。ちょっとしたパニックです。
しかし、その時、登山経験の豊富な友人が、冷静に雪が直に当たらないよう道の変更や、
目標時間までにたどり着けない場合は引き返すこと、軍手しか用意していなかった私に体温調整の工夫を教えてくれるなど様々なアドバイスをしてくれました。
そのおかげでトラブルなく山頂につき、無事下山することができました。

下山後、この体験で思い返したことがあります。
それはこれまでの人生で、学校や家庭、会社などの人間関係や環境が変化する度に
私自身の価値観も変わっていたこと。
その内面の変化よりも、周りの視線や社会的な評価を気にして、
自身を追い込むような行動をとってきたことをです。

特に就職や転職など進路選びのタイミングの際にはこうしたことが顕著に現れました。
この体験を通じて、山登りそのものの魅力と、自分の考えや行動を見直すきっかけを見出しました。

やまキャリ!について

こうした体験もあり、その後、私は様々な山を登りました。
自然の景色や空気、登ることそのものにも魅力を感じたのですが、
登るたびに気づかされたことがあります。

それは前述の体験と同様に、山登りにおける過程やそれに対する知恵や行動が
キャリア形成と様々な点で結びつき、日常の行動の見直しから進路選びまで、
幅広く役立つということでした。

私自身、山登りを繰り返していく内に、周りに流されずに、
自分にとって正直な行動や進路選びができるようになりました。
こうした山登りの知恵をキャリア形成や日常生活に役立てることができないかと考え、
この「やまキャリ!」をスタートさせました。

昔から人生は山登りに例えられることが多いのですが、
「例え」だけで終わらせるのではなく、キャリア形成や様々な人生の岐路に備えて、
日常から自己管理力や判断力、行動力を養うことができる具体的なプログラムに昇華させています。
あなたが周りに振り回されるだけでなく、いつだってご自身の軸をもとに行動できる、
進路を選べるよう、お役に立てることができたら幸いです。