今の会社に入ってもう2~3年なんですけど。
あんなことしたい、こんな社会人になりたいって理想があったんですが・・
いつの間にかまた目標を見失うの繰り返しで・・。
人に向けて、その解消方法をお伝えしよう。
もくじ
目標を見失う人の理由とチェックすること
1 可視化されていない
どんなに強く夢や目標があったとしても、日々の業務や生活によって目標がどんどん霞んでしまってはいないでしょうか?
これは頭の中で考えていることよりも、体験や実感したことの方が記憶に残りやすいからです。
そこで、夢や目標を頭の中で記憶しておくのではなく、記録することで文字通り目標を見失うことを防止することができます。
可視化とは文字などに書き出すことで、考えていることを実際に目に見える状態にすることです。目標を見失うことを防ぐためだけでなく、不安解消など、感情をコントロールする手段としても効果的ですので、ぜひ試してみてください。
2 目標達成のための行動に問題がある
目標を達成するにはもちろん、そのために必要な行動をとる必要があります。
しかし、行動をしようと思っても、実行できずに悩まれている方がいるのではないでしょうか?
行動にうつせない、もしくは行動しても続かない方は
以下の3つが当てはまっていないなか確認してみましょう。
ⅰ ハードルが高くなっていないか?
目標達成のための行動に時間や手間がかかればかかるほど難易度は高くなります。
まずは1~2日中に達成できるくらいハードルを低くした行動をとってみましょう。
ⅱ 行動に移せたことを実感しているか?
ご自身が目標達成のためにとった行動を振り返ったことはありますか?
目標を見失いやすい人は途中までは行動を起こしていますが、なんらかの理由で諦めたり、挫折してしまう場合が多いようです。
しかし、途中までとはいえ、目標に向けて行動したことは事実です。
最初から完璧に目標を達成する必要はありません。
大事なことは目標に近づこうと行動を起こしたという事実を実感し、
小さなモチベーションアップや少しの自信につなげることなのです。
ⅲ 具体的な行動になっているか?
目標を見失いやすい方の特徴として、目標達成のための行動を考えるとき、
具体性に欠けている場合があります。
具体性に欠けていると、ぼんやりしたまま、結局どのような行動をとればいいのか、
ご自身がはっきり分からないまま、達成につながりそうな行動を手当たり次第に行ってしまうことがあります。
例えば大きな目標が「自分でパン屋を経営する」だったとして、その実現のための行動が「お金を貯める」「パン作りの知識を身につける」といった漠然としたものだと、
お金がどれだけ貯まれば行動できたといえるのか、ご自身でも判断しかねますし、パン作りの知識といってもその中身は様々です。
この場合は「5年後までに1000万円ためる」「焼き加減の方法を学ぶ」など、より具体的にかみ砕く必要があります。
目標を見失う時の行動を確認してみよう
□目標達成のための行動のハードルが高くなかったか?
□行動に移せたことを可視化で実感したか?
□達成のための行動を考えたとき、具体性があったか?
目標を見失い安い社会人が達成しやすくなる具体的方法
1 目標達成シート「マンダラート」とは??
マンダラートでできるようになること
1 自己管理がうまくなる
2 自分で決めたことを続けられるようになる
3 何かを達成するクセが身につけられる
4 自分のやるべきことを覚えていられる
5 自分のやるべきことに優先順位がつけられる
2 マンダラートの具体的なやり方
(1)できるようになりたいこと(目標)を書いてみよう
特に制限はありません。マンダラートに書き込む前に、
ご自身が達成したい目標をまずは書き出してみましょう。
よければ下のテンプレートをご使用ください。
やりたいこと書き出しシート
(例)幸せな生活、天職をみつける、会社1の営業マンになる、起業する、
ダイエットの成功、転職活動に成功する など
・まずは思いつくだけ書き出す
・書き出した目標候補を眺め、「なんのために」達成したいのかを考える
・達成したい目標をひとつ選ぶ
(2)マンダラートを作ってみよう
マンダラート作成シート
1.真ん中のマスに、達成したいことを書き込む
書き出した目標をマンダラート上部に書き込んでみましょう。
ご自身が読みやすいように、中心の黄色のマスは要約したり、略して書きましょう。
(例)
2.真ん中の周りのマスに、達成のためのキーワードを書き込む
例では「充実生活」と記入しましたが、人によって何が揃ったら「充実した生活」といえるのかは異なります。
真ん中の目標がダイエットや夢だとしても同じことです。あなたにとって目標を達成するためのキーワードを書き込んでみましょう。
(例)
例えば、「恋人ができること」が充実した生活のキーワードであれば、
「恋人」などご自身で意味合いが分かる程度に略しましょう。
3.8つのキーワードをさらに外周にある同じ色のマスにそのまま書き写す
2に記入した8つのキーワードを下の図のように書き写しましょう。
(例)
4.書き写したキーワードの周りのマスに具体的な行動を書き出していく
8つのキーワードをそれぞれ達成するためにはどんな行動が必要か書き出しましょう。
簡単で具体的なことを書くと実行に移しやすいですよ。
行動が重なる場合もありますが、気にせず書き出しましょう。
(例)
例えば「恋人ができる」には、出会いのきっかけや、いつまでにほしいなど、自分にとって恋人ができる「要素」を書き出してみましょう。
思いつかなくなればキーワードに対して「いつ、だれ、なぜ、なにを、どこで、どのように」と考えると思いつきやすいですよ。
5. 書き出した行動を見て、どんな気持ちになるかを確認する
書き揃えることが目的ではなく目標を失わずに行動できるようになることが目的で
す。大変そうだなあ・・面倒だなあと思ってしまったら、できそう!楽しそう!なことに書き直しましょう。
6. 今まで自分がしたことがある、習慣になっていると思える行動があれば、色をつける
すでに行動できていること、習慣など、すでに意識しなくてもできている行動は「クリア」した行動です。色をつけて、「できていること」と「できていないこと」に区別をつけましょう。できていないことを優先的に実行していくことがオススメです。
(例)
こんな感じでマンダラートは可視化することで、自分の目標やそのためにやるべきことが埋もれないようにすることができる。
まとめ
いかがでしたか?
今回は目標を見失う原因とその解消方法としてマンダラートという目標管理方法を
ご紹介しました。
ご自身がどんなことを目標に、どのような行動をすればよいのか、物理的に目に見える状態にし、定期的に整理することで、より目標を見失うことはなくなります。
大小に関わらず、目標をもつことはモチベーションアップにもつながります。
ぜひ、お試し下さい。