こんにちは!
山キャリトレーナーの陽山です。
今回は自己管理ができない方にハイキングや山登りをオススメする理由と
簡単な実践方法をご紹介したいと思います。
関西のオススメの山もご紹介しますので、ぜひご参考くださいね。
もくじ
自己管理って何??
さて、社会人になると「自己管理」という言葉をよく耳にしませんか?
自己管理とは自分の生活や行動を自分自身で律し、
健康や勉学、仕事など自分の生活をしっかりこなせるようにすることをいいます。
自己管理は様々な場面で必要となりますが、
例えば健康面であればご自身の心や体調の変化を把握し、不調にならないように必要ですし、勉学や仕事面であれば勉強や業務達成のために必要不可欠です。
自己管理ができないとどうなる?
前述のように健康や仕事など生活のあらゆる場面において自己管理は必要なことですが、
できないとどうなるのか?
例えば偏った食事で不健康になることも考えられますし、ご自身の間違った行動を
いつまでも修正せずに、仕事で同じミスをし、信頼を失うこともあります。
しかし、こうしたこと以上に自己管理ができないことで
支障をきたす場面があります。
それは転職や独立などによる、環境の変化がガラッと変わる、
進路の変更がやったきた時です。
自分の生活や行動を自分自身で律することができないことは
言い換えると自分の意思で自分の行動をコントロールできないと言えます。
つまり、自分を取り巻く環境が変われば、
その環境によって自分の行動も影響されてしまいがちになるのです。
普段、私は就労支援に関わる仕事をしているのですが、こうした環境の変化によって
自身が振り回され進路選択に不安を抱えられた方がいました。
転職先が決まらないままとりあえず休職したものの、
仕事に就かない生活(環境)にどっぷりはまってしまい、
そのまま引きこもりになってしまったというケースもこれに当てはまります。
反対に進路選びやキャリアにおいても自己管理がうまくなるとより一層、
ご自身が納得した選択をすることができます。
なぜなら、心身の安定は前向きな将来を考えることができますし、
自己管理をすることでご自身のペースや価値観を把握することができます。
こうした、ご自身の内面や行動を具体的に把握することで
周りに流されずに、自分の好きなように選択ができるようになります。
ご自身が納得のいく転職や独立ができた方の多くは、
自分の意思で、自分を律しながら自由に行動できた結果であると私は思います。
自己管理の力はどうしたら身につく?
そもそも自己管理できない具体的な原因が分からない
ひとことで自己管理と言っても、人によって身につけたい力は様々です。
例えば時間やお金の使い方や、進捗状況の見極め方、準備の仕方など、
その人によって課題は異なります。
例えば「自分は健康管理が苦手だ!」とすでに課題が分かっていれば
それに即したセミナーや本などで知識を得て、実践すれば良いかもしれません。
しかし、自己管理ができないことが分かっていても具体的に課題は何なのか
分かっていなければ解消方法を選ぶこともできないのではないでしょうか。
知識を得ても実践できない
自己管理ができるようになるセミナーや本はインターネットで検索すれば
無数に出てきます。
しかし、実際に人から教わったり本を読むことはインプットといって、
知識をご自身の頭の中に入れただけにすぎません。
大切なことはアウトプットといって実際にその知識を行動にうつすこと、
さらには習慣にすることで初めて課題を解消したと言えるのです。
セミナーや本で素晴らしい知識を得ても何も変わらないのは、
このアウトプットをしていない、あるいは弱いことが原因にあります。
ハイキングで自己管理を身につけよう!
前述のように「課題が見えない」「アウトプットできない」といった
自己管理ができない原因を解消する方法があります。
それがハイキングや登山といった山登りです。
ではなぜ山登りが自己管理ができない人におすすめなのでしょうか?
理由1 山登りは自己管理のスポーツ
どの山に登るのか(目標設定)、何を持っていくのか(優先順位)、
何時までに目的地にたどり着くのか(時間管理)、
ゴールまでの進捗状況とそれに対する自分の体力の増減はどうか(客観視)
天候がどこまで悪くなったら引き返すか(判断力)
などなど。
山登りには自己管理の課題となる要素があらゆる工程に詰まっています。
これはハイキングのように誰でも気軽に登る場合でも同じです。
このコラムを読んで下さっているあなたであれば、「自己管理」に対して
できるできないに関わらず、意識は向いているはず。
頭の片隅に今回のコラムの内容を置いておきながら登って下りるだけでも、
気づくことがきっとあります。
理由2 一度の山登りで課題が浮き彫りになる
初めてや慣れていない方がハイキング(山登り)をするとき、
様々な出来事が起こるはずです。
例えば、一時的な道迷いや、体力の疲れ、天候の移り変わりと共に起こる
気持ちの移り変わりなどです。
実はこうした出来事はご自身の生活の自己管理における課題と
共通してることがあります。
山登りをするだけで、自己管理のどの部分がご自身にとって
課題なのかが、実際の失敗や気持ちの変化といった実践形式で
浮き彫りになるのです。
理由3 実践の連続だから勝手に身につく
例えば、山頂までにたどり着く時間が予定よりも大幅に遅れるとします。
予定通り、下山しなければ送迎バスの時刻に間に合わない。
そんな時、どう時間の遅れをカバーするでしょうか?
浮き彫りになった課題は一度では、解消できるとは限りません。
もしかすると、結局カバーができずバスに乗り遅れるかもしれません。
しかし、こうした体験からくる失敗とそれに対するカバーは
セミナーや本を読むことよりもご自身の心と身体で覚えることができます。
こうした実践の連続により、日常でも使える
自己管理の力は勝手に身についていくのです。
簡単な実践方法&オススメ山
最後にハイキングを通じて自己管理力を上げる方法をご紹介します。
1 行く山を選ぶ
初心者レベルの簡単な山を選んでみましょう。
・登山口から公共機関が近い場所
・登山道が単調な山
・人が多い人気の山
・4~5時間程度で下山できる山
特に一人で行かれる場合は、
人が多い方が、道に迷ったとき、助けを求めることができます。
リスクマネジメントの練習にもなりますね。
その他、下の山登り用のサイトもご参考ください。
2 準備する
服装や当日の天候、行きの交通アクセスから
道のりの確認などを計画・準備しましょう。
ハイキングや山登りは登る山や時期、目的によって
準備するものが異なります。
いろんな情報を集めて、準備をしてみましょう。
3 目標に向けて登って下山する
まずは安全第一に、ハイキングや山登りそのものを楽しみましょう。
下山後、どんなことが起きたか、その時の気持ちの変化をノートに書き出し、
ご自身の課題や工夫できたことを改めて考えみましょう。
今回のことを参考に、再び登ってみると、
次はもっとうまく、楽しく登れるかもしれません。
これを繰り返していく内に自己管理力は次第に高まっていきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか山登りは自己管理ができない人にうってつけの
トレーニング方法です。
むずかしく考えず、準備・計画を立てて、ただ登るだけでも、
充分、自己管理力は身につきます。
まずは山登りを楽しんでみましょう。
ご安全に!